出走馬と過去の出走実績

中山競馬場のコース

競馬予想で絶対にチェックしないといけないのが、出走馬(相手)過去の出走実績です。
新馬戦に関しては出走実績はないですが、通常のレースでは出走馬が過去にどのようなレースに出て、どんな結果を出したかチェックしましょう。
出走実績は、前走の内容はもちろんデビューしてからの全実績を網羅しておくことが望ましいです。
馬の状態だけを見極めるなら直近3〜5走くらいのデータでも問題ありませんが、何年も前の実績でも馬の適性を見極める材料になります。

過去の出走実績を見るポイント

開催日
開催競馬場
距離
コース(芝orダート)
馬場状態
レースのグレード(条件戦、重賞など)
着順
区間タイム、区間順位
タイム
1着馬との差(1位だった場合は2着との差)
馬体重
騎手

このように出走実績では競馬予想に必要なほぼ全ての項目をチェックしないといけません。
着順が良かった馬が次のレースでも期待できるとは限らず、前走で条件戦で圧勝した馬よりも、重賞で惨敗した馬の方が期待できる場合もあります。

過去のレースでは、どのような馬を相手にどれだけの結果を出したか?
前回のレースでは力を出し切れていたか?
今回走るレースの距離やコースに対して適性があるか?
同じレースに出走するライバルは強いのか?

以上の4つのポイントを重視すれば、最低限の分析ができます。

競走馬は得意不得意が明確なケースがある

競走馬によっては、東京競馬場など左回りだとめっぽう強かったり、少しでも馬場が濡れると蹄が滑って力を出しきれないなど、得意不得意が顕著に現れることもあります。
もちろん、どんな環境でもこなせる器用な馬もいますし、苦手意識が高いコースでも騎手や戦術が変わると大化けする場合もあります。

前走がダメだったら、今回もダメと早々に見切りを付けるのは早いですが、得意・不得意や適性の有無くらいは把握しておく必要があります。

ちなみに、よく当たる競馬情報会社はデータ上では適性がなさそうだったり、データがない新しい挑戦をする場面で、馬の筋肉の付き方や走り方、陣営の意見などを聞いて穴馬を探し出すのが得意です。

成長しているか衰退しているかも考える

一般的に競走馬のピークは4歳〜5歳と言われていますが、早熟や晩生など成長タイプは馬ごとに違います。
過去の出走実績から成長過程にある馬なのか、ピークを過ぎている馬なのかも判断して予想しましょう。
成長著しい馬は、昇級戦でもいきなり勝つこともありますし、ちょっとしたきっかけや展開次第で大化けする要素を持っています。

レースデータも参考になる

馬の脚の動き

競馬はデータ分析が効果的です。確実に結果が保証されるデータはないですが、重要な予想の参考材料になります。
データはレースや開催コースごとに様々なものがあり、「前走好走している馬は勝てない」「前走○○賞で勝った馬は連対率○○%」など期待値が明確になっているデータもあります。

予想するレースのデータと過去の出走実績を見比べて、予想を進めていきましょう。
データは競馬新聞や雑誌はもちろん、JRA公式ホームページでも紹介しています。
優良競馬サイトは、メディアでは取り上げていない傾向著しいデータを探し出して予想していたり、無料情報で公開している場合があります。

出走馬と過去出走実績は競馬予想の基本的な分析材料です。前走の順位だけではなく内容やタイム、環境から馬の状態を見るのはもちろん、適性を見たりレースデータと照らし合わせます。