枠番と競馬場コース

競馬予想の重要な要素・コース

競馬は必ず枠順発表されてから、競馬場コース枠番の優劣も含めて予想していきます。
枠番が出ないと馬券を買うときの馬番号が判明しない問題もありますが、競馬は開催コースごとに内枠と外枠で優劣があります。
さらに馬の脚質や性格なども考慮して予想しないといけません。

枠番が決まる日時

中央競馬の場合、通常のレースは前日の午前10時に枠順と馬番号が決まった出馬表が発表されます。
前々日・前日発売を行う土曜日・日曜日の重賞レースについては金曜10時過ぎ(下記の金曜9時発表のG1レース開催週は9時発表)

「桜花賞、皐月賞、天皇賞(春)、オークス、日本ダービー、宝塚記念、菊花賞、天皇賞(秋)、ジャパンカップ、チャンピオンズカップ、有馬記念」
上記G1は木曜14時過ぎ、上記以外のG1は金曜9時過ぎに発表されます。

内枠・外枠ごとの優劣

枠番は基本的には番号が若い内枠になるほど、距離が短くなるので有利だとされています。
しかし、競馬場や距離、内回り・外回りのコースによっては、外枠の方が有利になるケースもあります。
競馬場とコース(距離)ごとに枠順別成績のデータを必ずチェックしておきましょう。
外枠が有利になる場合の一例は以下のものがあります。

コーナーがきつい小回りのコースで内枠は混雑する
スタート直後にコーナーがあり、内枠だとスピードがのらない
ダートコースだけどスタート地点は芝コース上で、外枠の方が芝の上を走れる距離が長い
そもそもコーナーが無く、外枠の方が芝が綺麗(新潟1,000m)

上記のように、外枠が有利な理屈が存在しているケースもありますし、枠番が平等なコースでもデータ上は中枠や外枠など特定の枠番で勝率、連対率に顕著な差が出ている場合もあります。

馬の性格・脚質と枠番

馬群を嫌がる馬は密集しがちな中枠、内枠よりも外枠を好むケースがあります。
また、逃げ・先行は楽に前のポジションを取りやすい内枠との相性が良く差しや追い込みの後ろからの競馬が得意な馬は、前半は力をセーブするためどの枠番でも影響は軽微です。
また、ゲートの中で待機するのが苦手な馬もいます。
競馬は基本的に奇数の馬番号から優先的にゲート入りする決まりです。
ゲートが苦手な馬は偶数番の方が落ち着いた状態でスタートできます。

芝コースは開催時期で枠順の優劣が変わる

芝コースは開幕してまもないうちは芝が綺麗なので、内枠でスタートしてコースの内側を回った方が有利です。
開幕から時間が経つにつれて、芝がコース内側を中心に荒れてきて、芝の傷みが軽微な外側を回った方が有利になります。
コースの芝状態と枠順も比較することが大切です。
予想するときはコースデータではなく、開催時期や気候が一致しているレースデータを参照するようにしましょう。

ライバルや展開予想にもよる
ライバルを見つめる馬

逃げ馬が1頭しかいなく、スタート直後に牽制する馬が多い場合は、どの枠番からでも楽に先行ポジションが取れますし枠順の優劣は少ないです。
先行馬や逃げ馬が多く、先行ポジション争いが熾烈になるレースでは、最短距離で走れる内枠を引いた方が有利です。
前半のポジション争いをするであろうライバルや、注目馬、予想展開を考慮しましょう。